キング・オヴ・ザ・フォルテピアノ
─ タイムズ紙

ベートーヴエン「エロイカ変奏曲」「熱情」
シューベルト、最後のソナタ

2台のピアノで聴く豪華で貴重なコンサート
Ronald Brautigam
Fortepiano Recital

2022年日本公演スケジュール

1126日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター
神戸女学院小ホール

Tel: 0798-68-0255 (チケットオフィス)

11月 28日(月) 14:00 武蔵野市民文化会館小ホール
  Tel: 03-5216-7131 (アレグロミュージック)

 
11月 29日(火) 19:00 東京 トッパンホール
  Tel: 03-5840-2222 (ホールチケットセンター)

*チケットのお申込みは、
各お問い合わせ先にお願い致します。

202211月日本公演プログラム 

 ベートーヴェン: エロイカ変奏曲 (15の変奏とフーガ) 変ホ長調 作品35
Ludwig van BEETHOVEN: "15 Variationen mit Fuge, Op.35 - Eroica Variationen" 

ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57「熱情」
BEETHOVEN : Sonata No. 23 in f minor, Op. 57 "Appssionata"

・・・

シューベルト: ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960

Fuanz Schubert : Sonata No. 21 in B-flat major, D 960


使用予定フォルテピアノ
・ポール・マクナルティ 2002年製作 アントン・ヴァルター・モデル(1800年頃) ─ ベートーヴェン
・ヨハン・ゲオルク・グレーバー 1820年製作 ウィーン式アクション オルジナル楽器 ─ シューベルト
(協力:梅岡楽器サービス)

 




ロナルド・ブラウティハム フォルテピアノ・リサイタル
11月28日(月) 2:00p.m.開演 [1:30p.m.開場] ◆ 武蔵野市民文化会館小ホール


全席指定   5,000円  ペア・シート9,000円  

≪チケットお取り扱い≫

本公演は終了いたしました
 販売手数料、郵送料無料!!

チケットのお申込み・お問い合わせ:
TEL:(03)5216-7131 アレグロミュージック (営業時間: 火・木・金曜日 11:00~16:00)
営業時間外は、恐れ入りますがメールでお問い合わせをお願いいたします。


TEL:(0422)54-2011 武蔵野文化生涯学習事業団 (営業時間:9:00~18:00 無休)
インターネットからのご予約

イープラス: https://eplus.jp/sf/detail/3670630001-P0030001 (取扱い終了)




 

巨匠が弾く、

ベートーヴェン 「エロイカ変奏曲」「熱情」、シューベルトの最後のソナタ

 

オランダを代表するピアニスト、ロナルド・ブラウティハムは、2019年に来日した際に、エト・デ・ワールト指揮、NHK交響楽団との協演で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲『皇帝』を、現代ピアノの王様スタインウェイと共に、3000人収容できるNHKホールで、堂々とした気概あふれる演奏を聴かせてくれた。一方でその3日後には、400席余りのトッパンホール、兵庫県立芸術文化センター小ホールでは、モーツァルト時代のフォルテピアノで、ベートーヴェンの『ワルトシュタイン』や、ハイドンのソナタを披露。作品がいま誕生したかのような瑞々しさで、5オクターヴ半、68の鍵盤の最低音から最高音の魅力を引き出した。

 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全
32曲及び初期作品集(9) CDで、新たな金字塔を打ちたてたフォルテピアノ演奏の第一人者ロナルド・ブラウティハム。彼はこのディスクで2015年度オランダのエディソン賞、ドイツ・レコード批評家賞という2つの世界的権威のある賞を獲得した。彼の風貌も現代にベートーヴェンが甦ったかのようだが、この演奏には本当に圧倒される。

ブラウティハムはこれまでに、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと、ウィーン古典派の3巨匠のピアノ作品をほぼすべてというくらい収録している。とにかく徹底的に、古典派のピアノ作品を研究している。特にベートーヴェンのソナタは「モダン・ピアノでの演奏がスタイル変更に成り得る、模範的な演奏」とアメリカでも高く評価されているが、モダン、古楽器という範疇を超えた演奏なのである。さらに古典派においての経験をシューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、バッハなど精力的にその前後の時代の演奏へと広げ、いまもなお進化しつづけている。

 

ベートーヴェンのソナタ全集では、作品が作曲された年代ごとに、3台の異なるフォルテピアノを弾き分けている。それらの楽器を製作したのは、チェコ出身の製作家ポール・マクナルティである。マクナルティのフォルテピアノといえば、内田光子氏やベザイデンホウトなど第一線で活躍するピアニストたちも所有している現代の名工の楽器だ。

録音の際も、自宅でもマクナルティの楽器を愛奏しているブラウティハムは、その魅力についてこう語っている。「マクナルティの楽器は最高です。博物館のレプリカというより、をもつ唯一のフォルテピアノです。私は彼の楽器が18世紀後半に生きたアントン・ヴァルターの精神を引き継ぐ唯一の楽器であると本当に信じています」。

今回の来日公演で使用される楽器は、なんと2台!! マクナルティが2002年に製作した1800年頃のフォルテピアノをモデルにした楽器と、1820年にインスブルックでヨハン・ゲオルク・グレーバーによって製造された202歳のオリジナルである。

 

 

ロナルド・ブラウティハム ≪ピアノ、フォルテピアノ奏者≫  

Ronald Brautigam – Piano, Fortepiano       

オランダでもっとも尊敬される演奏家のひとり。アムステルダムとロンドンでピアノを学び、アメリカでルドルフ・ゼルキンに師事。1984年オランダ政府より音楽分野でもっとも名誉あるオランダ・ミュージック・プライズを受賞。デュトワ、ハイティンク、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、ホグウッドなどの著名な指揮者のもと、主要なヨーロッパのモダン、ピリオド両方のオーケストラと定期的に共演してきた。次第にフォルテピアノ演奏に情熱を傾けるようになる。

 1995年からスウェーデンのBISレーベルと提携し、これまでにフォルテピアノでのモーツァルトとハイドン、ベートーヴェンのピアノ曲全集など60以上のタイトルをリリースしている。BIS以外にもデッカ・レーベルで、シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とショスタコーヴィチ、ヒンデミットなどのピアノ協奏曲、パロット指揮ノールショピング交響楽団とのモダン・ピアノでのベートーヴェンの協奏曲シリーズなどの録音もある。これまでエディソン賞、ディアパソン・ドール賞、カンヌのMIDEMクラシカル・アワード2010など著名な賞を多数受賞している。

 2009年からはウィレンス指揮ケルン・アカデミー・オーケストラとフォルテピアノによるモーツァルトのピアノ協奏曲全曲シリーズで、11枚のCDをリリース。

 5年かけて3台のフォルテピアノを作品に応じて弾き分けたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(BIS SA20009枚組)が、2015年ドイツ・レコード批評家賞とエディソン賞をダブル受賞。

 現在、精力的に演奏活動を行なっているほか、バーゼル音楽大学の教授を務めている。

  ロナルド・ブラウティハム オフィシャル ウェブサイト

 

♪ブラウティハム CD
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(全32曲)

  •   
  •   アーティスト:ロナルド・ブラウティハム
  •   レーベル:BIS
  •   品番:BIS SA-2000
  •   価格:オープン価格
  •   形態:9SACD Hybrid
  •   収録時間:10時間54分22秒

フォルテピアノ界の巨匠ブラウティハムによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がBOX で登場!
時代楽器のレプリカを使用したこだわりの演奏

収録曲

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(全32曲)
Disc-1(81’ 04”)
ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1
ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 Op.49-1
ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
Disc-2(81’ 35”)
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 Op.7
ピアノ・ソナタ第5番 ハ短調 Op.10-1
ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
Disc-3(69’ 52”)
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2
ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22
Disc-4(73’ 38”)
ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op.26
ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28「田園」
Disc-5(67’ 49”)
ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
Disc-6(73’ 04”)
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 Op.54
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
ピアノ・ソナタ第24番 嬰ヘ長調 Op.78
ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 Op.79
Disc-7(69’ 17”)
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106「ハンマークラヴィア」
Disc-8(77’ 09”)
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 Op.101
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
Disc-9(60’ 54”)
3つの選帝候ソナタ WoO.47
ソナチネの2楽章 WoO.50
2つのソナチネ Anh.5
2つの作品(オルフィカ)
やさしいソナタ WoO.51

ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
録音:2003年8月(Disc3)、2004年8月(Disc1&2)、2005年8月(Disc4&5)、2007年8月(Disc6&7)、2008年8月(Disc8&9)
/エステローケル教会(スウェーデン)

 SACDハイブリッド盤。フォルテピアノ界の巨匠、ロナルド・ブラウティハムによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集からピアノ・ソナタ全集のBOX。2003年よりスウェーデンのエステローケル教会にて毎年8月に録音をしており、ソナタ全32曲に関しては2008年に全録音が完成に到りました。快活明瞭なアプローチが魅力のブラウティハムですが、当ベートーヴェンは作品年代に合った解釈で、当時の趣きを表現しております。
 楽器は作曲された時代のレプリカで、ポール・マクナルティ製作による3台のフォルテピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でも新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集決定盤登場と言えましょう。なお、当BOXにはピアノ・ソナタ全32曲(ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.1~8)及び初期作品集(ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.9)が収められており、その他の様々な作品集(ピアノ独奏曲全集Vol.10~15[現時点でVol.13までリリース])は含まれておりません。(キングインターナショナル)

ブラウティハム関連CD




 

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